2S活動の取り組み⑧平成29年度事業支援終了
2018年3月15日(木)
11月より始まった河合指導員による「2S活動の取り組み」は、本日7回目をもちまして最後の実施となり、平成29年度「スマートものづくり応援隊」事業支援はひと区切り致します。
最終日となる本日も前回の2Sが継続されているかのチェック、新たな箇所の指導から始まりました。
第二工場から現場指導です。
「セット作業場は、治具が乱雑に置いてありますね。」
「午前中に使わなければ片付けるなどルール化をし、常に片付ける意識を持ちましょう。」
当社としても、共有治具は皆が使用するため乱雑になりがちです。あとから使うからといって自分の持ち場に余分に確保したり、作業を優先するがゆえに片付けが疎かになっているのが現状です。今後は河合指導員よりご指導頂いた時間的ルールを決め、片付ける意識の定着を計らなくなくてはなりません。
「棚の活用は、目線とそれより上を気にしましょう。」
「使用頻度は重要なのですが、それより見た目を意識しましょう。中段には要領書を置き、ごみ袋やテストピースは下段へ置きましょう。」
中段から上段は、お客様の目に触れ易いゾーンになるとのこと。だからこそここには見栄えの良いものを置いた方が良いとアドバイス頂きました。今までは来客者目線といういう意識もなく自分たちが使い易いように棚を活用していました。工場のショールーム化にはとても良いテクニックで、目線ゾーンを意識して整理整頓を進めていきたいです。
次は予備品置き場に移動です。
予備品置き場の前にタオルが干してありました。
「タオルは手洗い場で使用しますから、手洗い場の近くに置いてはどうですか?」
「同類項は、同類項同士まとめましょう。」
さっそくタオルは手洗い場まで移動させました。
「棚にあるシートが被せてあるものは何ですか?」
シートの中にはホイストの予備が置いてあり、20年以上このままの状態でした。
この予備品置き場も、必要なものと不必要なものを精査する必要があり、後日整理することとなりました。
今回2S活動の取り組みを実施し、整理整頓とは何かということを改めて勉強することとなりました。短期間の事業支援ではありましたが一部自発的な取り組みが行われ、社員個々の意識が高くなり成果が現れはじめました。しかし一方で、リーダーの1人が2S活動から離脱してしまったことは非常に残念でした。
”ものづくり“だけでなく”ひとづくり“も実施していかなければならない課題が出来ました。
当社は過去に何度か2S活動に取り組んできましたが、各々のルールで実施していたため失敗に終わりました。まだまだこの活動は2S(整理整頓)段階で、当社としては道半ば。今後はステップアップの3S、グレードアップの5S、と2S活動を継続し、より良い会社作りを目指し『工場の見える化』や『工場のショールーム化』と成り得るよう目標に邁進していきます。
今回をもってひと区切りとなり、この投稿『2S活動の取り組みシリーズ』は一旦終了致します。
ご指導頂きました河合指導員様、ご協力頂きました関係者様、誠にありがとうございました。
河合敏直指導員(岐阜県認証「IoTカイゼン指導者」 No.12902)
公益財団法人ソフトピアジャパン
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岐阜商工会議所
https://www.gcci.or.jp/(外部サイト)
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