2S活動の取り組み③サブリーダーの選出と教育
2017年12月20日(水)
カイゼンの魔術師、河合指導員が来社されました。
第三回目となる本日は、サブリーダーの選出と教育がメーンです。
また前回の2Sが継続されているかのチェックと新たな箇所の指導です。
栗山熱処理の2S評価は20点
前回河合指導員より各工場からサブリーダーを選出するよう指導がありました。
当社は過去何度も2S活動へ挑戦をし、失敗してきました。「2Sの目的が不明確」「散らかっているのが当たり前」これが当社の失敗の理由であろうと河合指導員は分析されました。故の解決策の一つとしてサブリーダーを選出し2S活動の推進を強化することとなりました。
各工場1名ずつ選出されたサブリーダーへの勉強会が開催されました。
サブリーダーへは事例集を使った教育を重点に実施し、他社の現場改善前の写真を見て「どう思いますか?」と問いかけ、密なディスカッションを実施しました。やはり改善前の写真は棚が散らかっていたり、製品が直置きされていたりで、乱雑な写真です。栗山熱処理と比較し、このような状況があるか、ないか考えさせられる教育でした。
次は現場へ行き、『3定』の解説をふまえながら指導して頂き、具体的な2S方法を学びました。各工場責任者とサブリーダーが一緒になり、前回の2Sチェックを実施しました。
現場では、前回片付けた箇所の机の上に文房具が出しっ放しになっていたり、スプレーや治具が建物の骨組みの上に置いてあったりで、まだまだ『2S3定』が定着していないと厳しく注意を頂き、2Sチェックは不合格となってしまいました。
本日の指導を終えて、サブリーダーに期待するのは、2Sの目的をよく理解し、そして他の社員が2S対して疑問を持ったとき、納得する説明が出来るような存在となって欲しいのです。我々業界でも、製品の硬度にバラツキがあってはいけません。それと同じように、2S活動の認識も社内でバラツキがあっては、本来の効果が得られないのです。
今回サブリーダーの選出と2S活動への進め方を統一し、会社全体で取り組むといった方向性を再々確認することとなりました。しかし現在、他の社員への周知が徹底されていないため、隣の机や隣の棚は多くの物が散乱しています。
「栗山熱処理の2S評価は20点」「この会社を片付けるのは大変だ」河合指導員が最初に来社された際、そう思われたそうです。
指を差された人が差された先しか出来ていない今の当社は、20点の評価で納得させられます。
最後に当社社長へ、「不退転の決意で2S活動を実施して下さい!」と熱いの言葉を頂き、身の引き締まる思いになりました。なぜ2S活動を実施するのかを考え、社長を筆頭にリーダー・サブリーダー・そして全社員が一丸となり、2S活動を実施していく決意です。
2S活動の取り組み①整理・整頓
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2S活動の取り組み②定位・定品・定量(3定)
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河合敏直指導員(岐阜県認証「IoTカイゼン指導者」 No.12902)
公益財団法人ソフトピアジャパン
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岐阜商工会議所
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