2S活動の取り組み②定位・定品・定量(3定)
2017年11月29日(水)
カイゼンの魔術師、河合指導員が来社されました。
第二回目となる本日は、現場巡回がメーンです。
指導テーマは【工場はショールーム】
「まずは第二工場からいきます!」
打ち合わせも早々に、河合指導員は現場へ入られました。
第二工場に出されていた宿題は、通路と検査机周辺の片づけです。
「片づけてはありますね、宿題としては合格です。次はレベルアップです。3定って知っていますか?」
聞かれた社員は、なんとなく知っている程度で正確な回答ができませんでした。
「3定とは、『定位』『定品』『定量』のことを指し、『どこに』『何が』『どれだけ』という意味です。」
社員とヒヤリングを実施しながら、『3定』の解説を交え、机の上の余分な文房具は引き出しの中へ、使用頻度の低いセロハンテープは奥に置く、さらに2つある布テープはこの場所でどれだけ使うかを判断し1つにする、など具体的な指導を受けました。
そして今回の2S指導箇所は未処理品置き場です。
「この奥に置いてあるのもは、何ですか?なんかいっぱいありますね。」
テント奥にあるデッドスペースには、治具や段ボールなどさまざまな物が雑然と置いてありました。
「ひとまず置いてあるものを全部出しましょう。」
河合指導員より、必要なものと、不必要なものを仕分けするよう指示があり、不必要なものは当然廃棄です。必要なものは使用頻度を考え、別の場所に移動するよう提案がありました。このデッドスペースへは、製品をまたぐ形でしか移動できないため、安全面を考慮して何も置かないこととなりました。
「次は第一工場へ移動します!」
第一工場に出されていた宿題は定盤周辺の片づけです。
「変わりましたね!これが整理です!」
スッキリ片づけられている定盤周辺を見て、河合指導員は興奮されたご様子でした。
そして今回の2S指導箇所は防炭作業机です。
「この作業机はものがいっぱいです。ここに置いてあるものに自問自答して下さい。それは何ですか?今いりますか?いついりますか?」
ここでも布テープが3つと養生テープが2つあり、この場所でどれだけ使うか判断し1つずつに減らしました。
「インパクトレンチのホルダーを作ってはどうですか?」
「安全面を考慮して、防炭机にゴムマットを敷いてはどうですか?」
と、ここではピンポイントなアドバイスを頂きました。
第二回目となる本日は、前回の宿題チェックと新たな現場指導でした。
過去何度か2S活動へは挑戦してきましたが、現業が忙しい中、2S活動の時間が疎かとなり、また各々のルールで実施してきたため、挫折してきました。
今回の2S活動は、基本と進め方を学ぶことから始め、新たな視点と明確な指摘やアドバイスを頂き、前回から2週間が経った現在も指導された箇所は2Sが継続され、作業しやすい環境が維持されています。
【工場はショールーム】になるよう、来社頂くお客様に「以前と変わったね」「キレイな会社ですね」と言って頂けるよう、見せる会社作りをしていきたいです。
河合指導員には終礼にも参加して頂き、今回の目的と今後についての方針を頂戴しました。社員の意思統一も図られ、しっかりした第一歩を踏み出した気がしています。
第一回目 2S活動の取り組み①整理・整頓
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河合敏直指導員(岐阜県認証「IoTカイゼン指導者」 No.12902)
公益財団法人ソフトピアジャパン
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岐阜商工会議所
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